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「入れ墨・タトゥーお断り」という姿勢を貫いてきた日本の温浴施設ですが、
近年、ファッションタトゥーや外国人観光客の増加で賛否両論が巻き起こっているのだそう。
 
どんな理由でいつからタトゥーがNGになったのか、先行して条件付きでタトゥーがOKに踏み切ったのはなぜなのか?
 
これは当時、話題になったので有名なエピソードですが、
2013年秋、北海道のアイヌ民族会との文化交流のため来日していたニュージーランドの先住民族マオリの女性が、民族伝統の入れ墨にも関わらず、その入れ墨を理由に温泉施設での入浴を拒絶された事件がありました。
 
この事件をきっかけにタトゥー・入れ墨に対する議論が巻き起こりました。
 
更に2014年には、脳科学者の茂木健一郎氏が自身のTwitterでこんなつぶやきをしました。
「タトゥー、刺青は入浴お断り、という不当な差別をしている限り、日本の温泉の世界遺産登録は無理だね。」と糾弾しました。
この発言にも賛否両論が巻き起こり炎上騒ぎとなりました。
 
今年の夏にも東京サマーランドが、公式のブログでこんな文章を掲載して大きな話題になりました。
「イレズミを身体に入れる自由があるようにイレズミの方の入園をお断りする自由もある」
「イレズミのあるお父さんやお母さんと一緒に来たちびっ子は本当の気の毒」
 
温浴施設やプールにおける入れ墨・タトゥーの可否に関わる問題は、国内の世論を二分する大きな問題となっています。