周囲の気遣いが「ワキガ」の自覚を遅らせる

身近にワキガの人がいるかもしれない
 
人は自己の肉体的な問題に言及されるのを嫌うものです。
他人から指摘されるのはもちろん、肉親からの言葉であってもひどく傷つき、時にいさかいの原因ともなるほどです。
ワキガ(腋臭症)という症状は周囲への影響が大きいため本人にもコンプレックスを形成しがちで、そのため“慎重な取り扱いが必要”という社会通念が成立してしまっています。
親しい間柄の相手であっても、安易に「あなたはワキガだね、治療はしないの?」などとは口にできないもの。
しかし、においが強い場合は本人が社会的な不利益を被る恐れが強いので、ワキガ(腋臭症)については早急に周囲が自覚を促すべきでしょう。
 

放置すればするほど傷は深く、広くなる

放置すればするほど傷は深く、広くなる
「ワキガを指摘することで傷つけるのではないか」という気遣いがよりいっそう本人や関係者へのダメージを深める結果になる可能性を、なるべく多くの方に認識していただきたいと思います。
例えば、親が子どものワキガを指摘できなかった場合。
子どもは成長し、思春期の訪れとともに臭いが強くなっていくでしょう。
小学校、中学校、高校、大学と進学していったとして、学校という場ではさらに周囲からの指摘は期待できなくなります。
もしそのまま就職活動の時期に入ったとしたら、職業選択の幅にまで影響する可能性も考慮しなければなりません。
 
不安な方、具体的に悩んでいる方は、ぜひ当院までお気軽にお問い合わせください。